1 ツバメの識別

Q1 ツバメを見分けるポイントは何ですか。他の鳥と特に違うところはなにか。

A1 ツバメを見分けるには、時期、大きさ、色・かたち、動作から見分けます。

  1. 見かける時期:八王子・日野市域では3月頃から10月頃までに見かける(夏鳥と言って、春飛来し人家に営巣して秋南方に去る鳥)
  2. 大きさ:体はスズメ程度、翼と尾が長いためスズメより幾分大きく見える(全長約17 cm、翼長約12cm、体重約17g)
  3. 色:背面は光沢がある青黒色で腰も青黒色、顔、のどは栗色、下面は白色。腰が赤褐色なのはコシアカツバメ。腰が白色なのはイワツバメとアマツバメ、ヒメアマツバメの3種。
  4. かたち:翼が大きく、尾は長く二つに分かれる。嘴は小さい。イワツバメとヒメアマツバメの尾は短く二つに分かれない。
  5. 動作:早く飛びながら空中で昆虫を捕食。木に止まることはほとんどなく、電線によく止まる。

 《参考》

分類学的には、スズメ目、ツバメ科の鳥の一種、世界に17属 約80種、日本にはツバメ、コシアカツバメ、イワツバメ、リュウキュウツバメ、ショウドウツバメの5種が分布。
八王子・日野市域では、5種の内ツバメ、イワツバメ、コシアカツバメの3種類を見ることができる。リュウキュウツバメは奄美大島以南、ショウドウツバメは北海道で見ることができる。
アマツバメは、分類学上、アマツバメ目、アマツバメ科に属しツバメとは異なる。アマツベメは世界に65種。日本ではハリオアマツバメ、アマツバメ、ヒメアマツバメの3種が生息し、八王子・日野市域では3種見ることができる。ツバメに比べ大きく翼が細長く尾が短い。飛び方が早い。


(参考図書)
「野鳥識別ハンドブック」 高野伸二著 (財)日本野鳥の会
「日本の野鳥巣と卵図鑑」著者:柿澤亮三、小海途銀次郎株世界文化
「日本動物大百科」 第4巻 鳥類U 「広辞苑」 「Q32参照」

Q2 ツバメの雌雄や成鳥、幼鳥の区別は出来ますか。

A2 ツバメの雄の特徴は、雌よりも長い尾羽(燕尾)を持っていることです。雌の尾羽は雄に比べると、短いので区別がつきます。幼鳥(若鳥)の尾羽は、ことに短いので成鳥と幼鳥を区別することが出来ます。長くて立派な燕尾が雄の特徴で、その燕尾が長ければ長いほど、強い雄と考えられています。(本若博次「ツバメの観察事典」)

  <参考>

ツバメの尾羽は全部で12枚。外側ほど長くなり、一番外側の尾羽が他の尾羽より細く極端に長い。雄の一番外側の両尾羽は約10pで、雌の尾羽よりさらに細く長い。尾羽の中ほどの内弁には白斑がある。尾羽には、方向舵と速度調節の役割がある。(「野鳥の羽根」笹川昭雄)

 
Q3 ツバメの大きさはどのくらいですか。

A3 嘴先から尾の先までの全長は約17p、体重約17gで流線型の体をしています。(「日本動物大百科」 「Q1参照」)